夏だから夏のお花を楽しみましょう (その2)

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさんむけに、わかりやすく丁寧にお教えする
花と暮らしの結ビスト、大石明美です。

7月のラフィネレフレールのシャンペトルブーケは、グラミネとフォイヤージュを惜しげもなく使ったシャンペトルブーケでした。

一年前も、一昨年も、この時期のシャンペトルブーケの潔さと美しさ、それから生命力の強さに、いつかは自分でもこの組み合わせで組んでみたいと思っていたブーケです。

かわいらしいです。もっと実が大きくなると、洋服に汁がつくと取れなくなります。

 

この花材の出来上がりをきちんとイメージできていましたか?との問いに、わたしは答えることができませんでした。
漠然としたイメージのまま作り始め、鏡を見てみても「悪い」けれど、どうしたらよいのか。最初からもう一度。幸恵先生のご指導のもと、もう一度作りました。

フォイヤージュとグラミネ

花材は一年に1度しか出会わないものもあります。だからこそ季節を大事に、その都度忘れずに練習しなくては。

珍しく壁を背景に。

 

このブーケ。生命力にあふれていて、大好きです。

 

 

夏だから、夏の花を楽しみましょう

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさんむけに、わかりやすく丁寧にお教えする
花と暮らしの結ビスト、大石明美です。

暑くなると、「お花の持ちが気になって」どうしても生のお花のお世話がおっくうになりますよね。

冷房を切らずに、水を替えて、茎を切り戻しして。

そんな7月のレッスンは、ひまわりを使ったブーケを。
頭の重いひまわりは、とても難しい花材の一つです。形も丸くないですし、同じ夏の花のダリアと同じくらい扱いにこつがあります。

でも、やっぱりシーズン。ひまわりを選んでみました。私が最初にひまわりの魅力に気づかせていただいたのは、raffinee les fleursの金山幸恵先生から。
ひまわりは、横顔と斜め後ろの(強いて言えば)うなじ側がきれい。

アップです。うなじがきれい、そして光に透けて。

そう思って、いろいろなひまわりを見てみると、ゴッホ、東北八重、茶色系のもの、中心がグリーンだったり。どのひまわりもいろいろな表情です。

とはいえ、束ねるときにどうしても同じところに収まってくれない。ぐらぐらしてしまう。
そんな難しさが、頭の重い花にはあります。

クッションがわりにしている花材にうまくはめて、きちんとぐらぐらしないように上から止める。
私も、何度も比較的小ぶりなひまわりで練習しました。

ひまわり リシアンサス ホワイトジュエル リョウブ

 

いろいろな表情を見せてくれるひまわりのブーケ
K様、今度は何のお花をご用意しましょうか?

 

花束のオーダー

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさんむけに、わかりやすく丁寧にお教えする
花と暮らしの結ビスト、大石明美です。

毎日蒸し暑い日が続いています。
お花にも酷なシーズン。冷房を入れっぱなしにして、でも風が直接あたらないようにしていますが、それでも痛んでくるのが早いです。

 

お嬢様へのプレゼントに花束のオーダーがありました。
暑いので、念のため「生花でいいの?」と確認をして、「青を入れてほしい」とのリクエスト。少し大人っぽいブーケにしました。仕上げは濃い赤紫の大人っぽいパフィオ。

オーダーです。あじさい、ひまわり、リシアンサス、利休草、ユーカリ グリーンスケール、クレマチスなど。

 

 

お花も束ねる時間を短くして、休ませて、たっぷり保水をして、無事ご両親に手渡すことができました。
急いで届けなければ、と焦って写真。バインダーの上でした。

いまごろは、ご本人に届いていることと思います。愛情いっぱいに育ったMちゃん、プレゼント喜んでくれたかな。

ちょっと紅葉しているユーカリと、巻きの強いアンバーパープルのリシアンサス。あじさいとグリーン。ひまわりは、今回のブーケはちょっとしたスパイス。

S様ご夫妻、ありがとうございました。

花束のオーダーはこちらからどうぞ

Yumi Saito Paris Diploma Lesson 7月

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさんむけに、わかりやすく丁寧にお教えする
花と暮らしの結ビスト、大石明美です。

7月のYSPDレッスンのレポートになります。
6月をアップしたのがつい先日なのかと思うくらい、この1か月はあっという間に過ぎていきました。

パリ在住フローリストの斎藤由美先生のメソッドとともに、花と向き合う心構えから、そして由美先生の伝えたいことを、すべて教えてくださるRaffine-Les Fleursの金山幸恵先生。
アシスタントは、毎回そっと寄り添ってくれるMaison Lou parisの守屋百合香先生です。

貪欲に食いついていかねばと、思います。
ディプロマレッスンが始まったころと比べて、焦りと見えてきたもの。
でも、一貫して変わらないのは幸恵先生の愛のあるお気持ち。

紫陽花とヤマゴボウ、ベリーのブーケドマリエ

今回のこのブーケドマリエは、難易度がとても高い花材でした。それぞれ大好きな花材。
気が付くと暴れているヤマゴボウ。

ひまわりとベリー。爽やかなコンポジション

こちらは、「全体を見て」と作らなくてはいけませんでした。もっと引いて、回しながら。
色づきはじめたブラックベリーと、青々とした野ばらの実がかわいらしいです。

チーゼルがかわいい。エレムルスのニュアンスのある色とグリーンが大好きなブーケになりました。

 

シャンペトルブーケは、チーゼル(とげとげのある)とエレムルス。そしてシモツケ、ルテウス、スモークツリーです。
一度見本を見せていただき、そのかわいらしさ、上品さに、胸がキュンとなりました。

そして、時間を決めて組み始め、2度目に組んだ時に「そこはぐっと低く」「その調子」と。

ふんわりと。高低差をつけたブーケです

はじめて扱うチーゼルの棘の痛さも忘れるくらい、適材適所を考えながら作ったシャンペトルブーケ。

アグレアーブル (心地よい、温かいなど、気持ちの良い)な私らしいブーケという評価に、「私らしさを出したブーケ」をもっと上手に作りたい。
と、目標ができました。

特に、ブーケドマリエにも私らしさが出せるように、練習を重ねていきたいたいと思います。

ブーケドマリエ7月 (光と影)

残すところあと1回のディプロマレッスン。
体調管理もしっかりして、一言も聞き逃さないように、そして納得のいく作品が作れるますように。

ありがとうございました。

夏色のブーケ

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさんむけに、わかりやすく丁寧にお教えする
花と暮らしの結ビスト、大石明美です。

先日のレッスンの花材は、グリーンのアンスリューム、紫グラデーションのリシアンサス(トルコキキョウ)ミヤビ、姫水木、ブラックベリー、ベビーハンズ、そしてアップルミントとアイビーでした。

梅雨を吹き飛ばすような爽やかなお花やグリーンをご用意しようと思い、またハーブの香りもいいのでミントも加えて。
毎回、最初軽く私が束ねてみてから、元に戻して一本ずつお渡ししながら束ねていただきます。

ブラックベリーの丈が割合短いので、今回は丈はあまり長くないように作ること。
作るときに持ち手にあまり力をいれないこと。
体を大きく使うこと。(むりやり茎を押しこんだりしない)

と書いてみても、わたしも本当に苦労しましたし、今でも癖がでてしまいます。
練習にいいお花はバラ、グリーンはユーカリやミント。茎がしっかりしているものが良いです。複色のカーネーションでも練習しました。

リシアンサスは暑さには強いうえに、フリフリの巻いている感じがとても美しいのでこの時期からよく使います。

苦労されただけあって、「達成感のあるブーケ」ができました。という感想をいただきました。

でも本当に梅雨を忘れるような清々しいブーケです。

リシアンサス アンスリュームを中心としたグリーンたくさんのブーケです
正面からです。

レッスン以外でもいつでもいらしてくださいね。
ありがとうございました。

 

 

野摘みブーケの美しさ

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさんむけに、わかりやすく丁寧にお教えする
花と暮らしの結ビスト、大石明美です。

ずっとずっとレッスンに参加してみたかったL’amour en cageを主宰されている外川りょう子先生のワークショップに行くことができました。

ニゲラ ベルガモット 粟 タラスピ グリーンスケール チョコレートコスモス 利休草 ブラックベリー

体験レッスンでも、と連絡してみたら、せっかくだから野摘みブーケに挑戦してみてはいかがですか?とのご提案に、すっかり乗り気の私。
場所は大好きな神楽坂です。
どんなお花が用意されているのか、楽しみに。
初めてお会いする外川りょう子先生は、かわいらしく、柔らかな空気を身にまとった女性でした。

りょう子先生は、Yumi  Saito Paris Diploma の一期生です。ですので姉妹弟子になりますが、お会いするのは初めてでした。

野摘みブーケは、ワンサイドに流し、自然に束ねていく。初めて作るナチュラルなクラッチタイプのブーケです。
大好きなニゲラやベルガモット、それから今年初めてのチョコレートコスモス。もちろんグリーンも存在感。そしてかかせないスパイスです。

6月ですから、やっぱりベリーも入ります。

言われた通りに作っていき、最後に広がりすぎた部分と抜けた背面のアドバイスを受けて、手直しして出来上がりです。

このブーケはかごに乗せて撮影するのが一番かわいらしいとのこと。

自然光の下で撮影してみました。

色づいた粟やブラックベリーがかわいい。と、いうよりもすべてかわいすぎます。
どの角度からでも絵になる☆

このイベントでは、ほかにもセンスの良いお店が出店していました。
そのなかのnatural naoさんのお洋服から一目ぼれ。
りょう子先生と色違いのリネンのジレを購入しました。
このジレ軽くて、とても出番がありそうです。

広がり、つながる縁に乾杯。

yumi saito paris diploma 6月レッスン

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさんむけに、わかりやすく丁寧にお教えする
花と暮らしの結ビスト、大石明美です。

私が昨年から受講しているYumi Saito Paris Diplomaの6月レッスンのレポートです。

パリ在住フローリストの斎藤由美先生のメソッドを、余すところなく教えてくださるRaffine-Les Fleursの金山幸恵先生。
グループレッスンとは違う緊張感と、ユーモアと愛情あふれるレッスンに、山ほど学びと気づきがあります。

今月はあじさい。そしてフランボアジエが主役
あじさいはコンポジションとシャンペトルに。フランボアジエはコンポジション、ブーケドマリエに使いました。

下の写真がコンポジション

逆光で。繊細さを

 

全体を。
あじさい グリーンミスト ブルーベリー ドウダン

 

 

 

 

黒ほうずきと宿根スイートピーの先端、フランボアジエの葉脈と先端が美しい。

シャンペトルブーケ。こちらはあじさいが5本という豪華版
本数は今まで作った中では一番少ない、
ところが、全体を俯瞰して見ることができずに、束ねることだけで精いっぱい。
頭が重い花材の扱い方をおさらいです。

グランブーケといってもいいくらいの大きなシャンペトルブーケ。

すべてはスパイラル。
花材によって不安定にならないようにしなくては。

爽やかな色合いと、深いあじさいの色がうっとうしい梅雨の気分を軽やかにさせてくれます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ブーケドマリエ。
イブピアジェと黄色い実が付いたフランボアジエ。それから大ぶりのスカビオサ。
先端の美しさ、フランボアジエの葉がふわりとバラにかかると、パリの風。
香りがすばらしく、実はかわいらしく。葉はみずみずしい。

イブピアジェの香り。フランボアジエ。そしてスカビオサ。
ブーケドマリエ。先端です。
フランボアジエの実の影が、いとおしい

 

ブーケドマリエを束ねること。とっても好きになりました。
でも、一呼吸おいて、丁寧に。
すべての花材は生きています。

幸恵先生、今月も素晴らしいレッスンをありがとうございました。守屋百合香先生のナイスサポートにも感謝です。

一緒の曜日に学んでいたさちえちゃんが、一年のパリ花留学へ旅立ちます。
グループレッスンのときから一貫してぶれずに夢を実現させるさちえちゃんに乾杯。
たくさん楽しんで、学んで、素晴らしい滞在になることを祈っています。

Parisでの再会を約束して。

ディプロマレッスンも残すところわずかとなりました。
好きな気持ちを忘れずに。いつ、どんなときでも謙虚に。

最後までお読みいただきありがとうございました。

お問い合わせはこちらまで。

 

 

 

 

シャクヤクのブーケラフィネ 

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさん向けに、わかりやすく丁寧にお教えする花と暮らしの結ビスト 大石明美です。

蒸し暑い日が続いていますね。大好きな、そして存在感のある芍薬のシーズンがやってきました。

Raffine – les fleurs-を主宰されていて、わたしの先生でもある尊敬する金山幸恵先生のグループレッスンに参加してきました。

シャクヤク クロユリ ビバーナム フランボアジエ

今回、わたしが選択したのはブーケラフィネ。

贅沢な花材を惜しみなく使い、ネトワイエを丁寧にして組み始めます。

花の向き、先端の美しさ、素材のバランス、すべてにおいて丁寧に最後まで手を抜かないこと。それはどの作品にも通用する当然のことです。

芍薬15本(ユニバースター)、そしてフランボアジエ、このブーケのために用意されたクロユリ、そしてビバーナム。

作り終わってチェックしてもらおうと待っていたときに、花の向き直せる?と先生から尋ねられ、「はい」と答えて何か所か直してみました。
どの向きに入れるのか正解なのかわからなくなり、待ちの姿勢で。

一本ずつ丁寧に説明を受けて、位置の修正をしていただきました。

家に帰ってきて、あの待っていた間に、わたしは「自分で気が付いて直せるところがあった」ことに合点がいきました。だからしばらく、何も言われなかったのだと。甘えがありました。

スパイラルをきれいに戻しながら、手直しする。
花の向きを直すのには、まずあるべきところに「はめる」。そうすれば持つのも楽になる。

グループレッスンで一緒になる方は、とてもすてきな方ばかり。
どの方も優しく、お花に対しても真摯で、みなさん、私の作品にも必ず一言ほめることを忘れないのです。

習いだして、補助輪が取れない自転車(ブーケ)練習中の時代、何度もくじけそうになったけれど、幸恵先生とアシスタントの先生、そしてグループレッスンで出会う方のおかげで、いまのわたしがいます。

少し暗めに。なんてかっこいい!

ありがとうございます。末永くご指導くださいませ。

 

ダンスの発表会のブーケ

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさん向けに、わかりやすく丁寧にお教えする花と暮らしの結ビスト 大石明美です。

母の日を過ぎてのオーダーで、お母さまのダンスの発表会のブーケの依頼をお受けしました。

紫色メインということで、あじさいはいかが?とお尋ねしましたがあじさいではないお花を、とのリクエストでした。
でもこの季節、紫系のお花はたくさんあります♪

ということで、

母の日の次の日のお届けで、紫多め、上品にと。

こちらはお花の種類が母の日オーダーのものと少し違っています。
またバラの色や種類も変えていて、わたしなりのこだわりを発動させてみました。

I様海外からのオーダーありがとうございました。お母さまに喜んでいただけて、わたしもとてもうれしいです。

ブーケやアレンジメントのオーダーはこちらから

 

母の日のブーケ (オーダー作品)

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、
お花初めてさんむけに、わかりやすく手稲にお教えする
花と暮らしの結ビスト 大石明美です。

母の日に、わたしの通っているおもてなし料理教室IL Legameを主宰されている岡嶋美香先生からブーケのご依頼がありました。

IL Legameでは、イタリアに料理修行に行かれていた美香先生の本格的なイタリア料理をメインに、駐在されていたバンコクや広州のお料理を学べます。

イタリア料理は手打ちのパスタ!からのフルコース。美しく、見栄えもして簡単なアンティパスト、おなかにもたれないメイン料理。ソムリエーヌでもある美香先生セレクトのワインのお楽しみタイム。

広州では職人さん向けの点心学校に通われていたので、本格的な点心をメニューに加えて、薬膳料理や中国茶(正式なマナーでの)も学ぶことができ、本当に毎回参加するのが楽しみなお教師です。

前菜です。このチャーシューは何度も何度も復習して、もはや家の味 ホタルイカとジャガイモの和え物、大根や春菊も大活躍のメニューです☆

テーブルのしつらえ、コーディネート、お花も完璧な美香先生からのご依頼に、ご期待に応えられるよう作ったブーケがこちらです。

オールフォーハートなど数種類の変わり咲きのバラと、リシアンサス、クレマチス、レースフラワー、そして今年初のリョウブ
大輪のカーネーションは複色のシャクヤクのような咲き方の美しいカーネーションです

今日、無事にお花も到着したとの連絡に、ほっといたしました。

美香先生、ご依頼いただきましてありがとうございました。