5月の風に吹かれて。 (雑記)

先日のスワッグレッスンの時に家に飾っていた花は、あじさいとしゃくやくでした。
好きな花はたくさんありすぎてその中から一つ選ぶことはできませんが、5月、6月にかけてのこの2つの花は間違いなくシーズン2トップです。
SFの市場でもこの2つの花の扱いは他の花に比べて特別で、薄紙に巻かれて販売しているピオニー。あじさいはいつもレジの手前にもたくさん並んでいます。
(この時期ならではのスズランも好きだし、ガーデンローズも・・・と増えてしまいますけど)

 

あじさいは輸入のもの。しゃくやくは白と悩んでこちらを

Heath Ceramicsのピッチャーに入れて飾っていましたが、写真の背景ボードにもなるかべかけを購入したので、その上に置いて撮影を。
気に入ったので他の色や模様も買ってこようと思っています。

 

バラ(ガーデンローズ)とラナンキュラス、ミントのブーケ

ガーデンローズの時期になりました。ウォーキングをしていると見かける庭先のばらが見事です。

夫の会社の方が釣りに出かけて、rockfishが大漁だというのでたくさんわけてもらいました。ロックフィッシュはメバルのことです。
おさしみ、昆布締め、煮魚。あらはあら汁に。と大変うれしいおかずになりました。私も釣りがしたくなりました。(釣り船ツアー、参加しようかな。よいお値段だけあって、すべてお任せでお魚も船上である程度処理してくれるとのこと。これだけ活きのよい魚、本当にありがとうございます。お魚好きなのでうれしいです)

メバルです。フィレ部分も含めて8匹ほどお言葉にあまえていただきました。お返しにメンバーになっているワイナリーのワインを。(ソーヴィニヨンブランとジンファンデールの二本)

 

ランプレドット フィレンツェ風もつ煮込み 

ベイエリアでも桜の花が咲きました。
普段よく作るトリッパ(イタリアの牛モツ煮)ではなく、フィレンツェの名物のランプレドットとサルサヴェルデソースを作りました。
牛モツは99ランチマーケットという中国スーパーで求めました。とてもきちんと処理されているモツで日本で買うのとそん色ないと思いました。

このサルサヴェルデソースは、ゆで豚や鶏肉のグリル、鮭のムニエルなどにも添えて大活躍。ちょっとアレンジしてパクチー(シアントロ)で作るときもあります。

ランプレドット
食器は普段使いのヴィンテージや旅行先で買い求めたものです。

ブレッドはBACKHOUSE。ファーマーズマーケットで買ってきました。
旅する食卓。
ガラスのコンポート皿は北欧ヴィンテージ。
茸のソテーを入れたボウルはベトナムで。
ランプレドットのボウルはヒースセラミックス。

クローズアップ!
本来なら牛の第四胃を使うのですが、あっさりとセンマイで。白ワインはナパのマグナムボトルを贅沢に。
この日の食卓の花は、sudio chooのワークショップで作ったこの白とグリーンの投げ入れ。

ベランダでの食事も心地よい季節になりました。
もうそろそろアスパラのシーズン。掘りたてのタケノコは難しいので、アスパラで季節を感じなきゃ。

そうだ、ターキー焼こう (ローストターキー)3 Let’s Party

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさん向けに、わかりやすく丁寧にお教えする花と暮らしの結(むす)ビスト、大石明美です。

焼きあがったターキーは

焼けました。
実はお皿に盛り付けるとき、(キッチンがわたしにはちょっと高さがあるのと、リハビリ中で踏ん張れず)足が取れてしまったんです。で形が悪くなってしまいました。

ブラインして、オーブンバッグで焼いているので、しっとりジューシーに焼けています。日本の鶏肉に慣れている我が家だとこのくらいでもちょうどよいのですが、そこはご家庭の焼き加減でどうぞ。

今回のローストターキー。
はじめてターキーを食べるという福島からのゲストを招いての(サンフランシスコに来てくれてありがとう!楽しかったよ!)ホームパーティメニューでした。
初めて食べるのに、美味しくなかったらどうしようと焦りましたが、
美味しかったです。
左足を怪我してからキッチンに立って本格的にお料理したのは初めてでした。ですので、あんまり無理しないメニュー。そして、おしゃべりしたかったので、ここで紹介するのも恥ずかしい手抜きメニューです・

根セロリのポタージュ(写真撮り忘れました)、サンタバーバラの生うに。ローストターキー。中華風くりおこわ。温野菜サラダ。そしてアップルパイ。

サンタバーバラの丸秀さんの生うに。(クール便がないアメリカですが、氷でくるまれて翌日配送。これが泣けるほどおいしい。おおきいし。
5月にパリで習ったフェンネルとパプリカ、ブリーの温野菜サラダ
apple, almond tart

野菜のポタージュは、根セロリ(セロリアック)とじゃがいもで。あまり日本でみない野菜を食べてもらおうと思って買ってきました。でんぷん質も多く含まれているのでじゃがいもを加えなくてもいいのですが、飲みやすいかと思いまして、じゃがいもも。

生うに。
カリフォルニアはうにの名産。サンタバーバラの丸秀さんに事前にお願いしておき、もし水揚げが間に合ったらおみやげの瓶詰と一緒に送ってくださいと。
氷でしっかり保冷された状態(発泡スチロールの箱のなかに)で届きます。
アメリカバフンウニは日本のものよりもサイズが大きく、甘い!!
我が家はうに丼を食べてみたいので、サンタバーバラに行きたいと思っています。(LAの人がうらやましい・・・けど、サンフランシスコでも食べられます。フェデックスありがとう!)

中華風栗おこわ
私のローストチキンの詰め物でおなじみ。ターキーにぎゅうぎゅうに詰めると、どのくらい炊いたらいいのか見当もつかないのでご飯は別にしました。
福島の新米、美味しかった。

サラダは5月にパリで習ったフェンネルのサラダ。
それに新鮮なオーガニックの生野菜とブリー。

デザート。パンプキンパイを焼くつもりでいましたが、買ってきました。
甘くないサクサクで甘酸っぱいアップルタルト。

レモンと塩の風味で、グレイビーをかけなくても美味しかったです。
グレイビーは簡単にお醤油とオーブンバッグにたまったターキーの肉汁をさっと煮詰めただけ。

そうだ、ターキー焼こう。(ローストターキー)2 スタッフィング、ロースト編。

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさん向けに、わかりやすく丁寧にお教えする花と暮らしの結(むす)ビスト、大石明美です。

ブラインをしたターキー。
さて次は焼きます。

クリスマスの恒例の鶏肉も我が家はこれで。(日本でも購入可能だったの)のオーブンバッグ。
今回は、香味野菜。セロリアック(根セロリの葉)フェンネル、レモンなど

私が焼いたサイズのbaby turkey(10ポンド弱)ぐらいなら、スタッフィングしても焼き時間を増やさなくてもよいと思います。

が、大きいターキーの場合スタッフィングをするなら1時間は多めに時間をみたほうが良いとのこと。

七面鳥がパサつくのは、油分と水分(お肌と一緒)
肉汁とバターやオリーブオイルをかけながら焼く方法と、わたしがいつも使うオーブンバッグに入れてしまい、蒸し焼きにする方法。揚げ焼きするレシピもあります。(一羽揚げちゃうの!)

こちらでは、七面鳥に油を注射する小物も売ってます。

焼く時間や方法はそれぞれなのですが、
まずは焼く前に
常温に戻す。(ブラインしたターキーを冷蔵庫から出して、常温で)
それから、油分を補給してあげます。(我が家はバター。今回はにんにく風味。そして塩)

手羽のところも丁寧に。全体をマッサージしつつ、しっかりと塗ります。
カットレモンでもマッサージをしてとにかく油分を補給。お腹の中や首にもわすれずに。

手羽のところは織り込んでも織り込まなくも。
モモの部分は縛ります。
溶かしバター とニンニク。(ここにハーブを刻んでいれてもオッケー)

スタッフィング、今年はシンプルです。
レモンを切っておなかと首のところに入れました。2個。
そしてちょっと余ったのでフェンネルの葉っぱと根セロリの葉っぱも入れてみただけ。
これは、わたしが常々美味しいと思っているシェフが、先週インスタグラムで「こつ」を紹介していて、とにかくシンプルに。
二次活用しやすい(余ったターキーをサンドイッチにしたりするときにも。スープにいれたりするのにも)し、ゲストの好みがわからない場合にも。と。
塩とレモン。というのが目からうろこ。

それなら、いつもおなかに詰めている炊いたおこわ(中華風)は別に炊いて食べようと。

小麦粉を大匙1,
オーブンバッグにいれてから、シャカシャカ。
それから七面鳥を入れて、香味野菜で覆います。

アルミパンにマッサージしたレモンと香味野菜入りターキーをバッグに入れ、覆います。
香味野菜は玉ねぎやニンジン、セロリでもなんでも。根セロリ(セロリアック)は香りがセロリよりきつくないので、わたしは好きなのです。。(今回別の使い道のために買ってきたので余った葉っぱをターキーに)

温度。ターキーの大きさもあるのですが
最初高温で焼き色つくまで。 450℉ 20分。
そのあと390℉に下げて2時間20分。

まずは焼き色をつけてから低温に。
オーブンバッグの場合蒸し焼きになるので、入れっぱなしでいいのが楽です。

そして焼きあがったらすぐあけたりせずに、30分ほどオーブンのなかで休ませます。(これはローストビーフやチキンもそうですが大事!)

続く(番外編)

 

そうだ、ターキー焼こう。(ローストターキー)1 解凍&ブライン

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさん向けに、わかりやすく丁寧にお教えする花と暮らしの結(むす)ビスト、大石明美です。

ブライン brineってなに?(ちょっと待ってね)

turkey 2018  oven bag利用。

アメリカに駐在で住むのは2度目。
毎回思うんです。サンクスギビングの時はターキー(七面鳥)を焼こうかな?って。

ローストチキンは独身の頃から焼いているので、同じ一羽を焼くだけなんだけど。
ターキーは低脂肪。
ボストンでチャレンジしたとき、同じ手間ならチキンのほうが美味しいかもって思ってしまって。ぱさぱさしちゃうのと、3人家族には大きすぎで。

日本に帰ると、ターキーを焼けるサイズのオーブンではないし。コストコで売っていてもいつも素通り。

今年2018年のサンクスギビング。
日本から遊びにきてくれた大切な2人のために。食べたことがないっていうから(失敗したらターキーってこんなもの?って思われるかと思いドキドキしましたが)、焼いてみました。2018年の感謝祭は11/22(木曜日)。実際に焼いたのはホームパーティをした2日前の11/20になります。

備忘録、それからターキーを焼いてみたいかたのご参考に。
ブライン編です。

ブライン液。
最近、鶏むね肉などをジューシーにするコツ。でテレビで紹介されてたりしますが。
お肉を調理する前に、塩水にドボン!とつけておく方法です。
ターキーの場合、ブライン液に漬けるのはマスト!!(と言い切るわたし。当社比)

https://www.finecooking.com/article/why-brining-keeps-turkey-and-other-meat-so-moist

このリンクを見てもらうと、3パーセントから5パーセントの塩水となっています。
そして、2cups salt and 1 gallon water・・・(塩2カップ。アメリカサイズ。これ普通サイズのターキーかなと)まずここで驚き、リットルとグラムに直してみて、本当に間違いがないのか昔懐かしい計算をしてみた私。

さて、買ってきたターキーは凍っています。今年買ってきたお店で一番小さいベビーターキーも10ポンド弱。4.5キロ)
解凍は、冷蔵庫でゆっくりと。
ということは、解凍する時間と、ブライン液に漬けておく(18時間から24時間)日にちを計算しておかないといけないです。

わたしは2日かけて解凍し、24時間ブライン液につけました。
ブライン液に漬けておく時間がない場合、塩分濃度を倍にして時間を半分にする方法もあります。24時間以上はいけません。かえってお肉が固くなります。

スーパーなどではブライン液セットも売っていますが、いくつかチェックしてみたら、ローリエ、黒コショウ、クローブ、ローズマリーなどのハーブと塩&砂糖。お砂糖は焼くときに焼き色がつきやすくなるそうです。
一応初めて試す方法なので、シンプルで。

塩とお砂糖を大鍋で沸かし、冷ましておきます。
塩の量でびびっても仕方ないのですが、お肉がしょっぱくなることはなかったです。

パスタ鍋に、水重量の5パーセントの塩水。漬かるようにってことで。計量カップの単位はガロンをつかったので、計算必須。今回は2839ccの水に塩。150グラム弱。そしてブラウンシュガー

大き目のしっかりしたビニール袋を2枚重ねて(アメリカの袋は弱いので・・・破けないように)、

必ず中に入っている、袋に入っているレバーと首は、私は使いません。
しっかり漬かるようにブライン液を注ぎ、またギュッとしばってから冷蔵庫へ。ジブレッドグレイビーに使う場合はもちろん取っておきます。
こんな大きいターキーを焼くアルミパンがあります。焼くときは使います。今年のWilliams &Sonomaのホリデーカタログに銅のターキーのパンが掲載してありまして500ドルでした。日本のオーブンで使えないと思うと、我が家はアルミでいいことにします( ;∀;)

しっかり全体が漬かるようにして空気を抜いて。
また冷蔵庫へ。翌日まで。時々必ず漬かっているか方向をかえたりして、チェックしていました。

ターキーの焼き方、スタッフィング(詰め物)、味付けなどは本当に千差万別。その家のやり方があります。
ブライン液も、レモンやオレンジ、リンゴのスライス、ワイン、バーボンなどのアルコールもいれるレシピもありました。

続く。(たまたまこちらのテレビで、ブラインして焼く派とそうでない派。若い人たちはブラインする人多いって言ってました。)

アメリカで車上荒らしにあわないために。

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさん向けに、わかりやすく丁寧にお教えする花と暮らしの結(むす)ビスト、大石明美です。

お花以外の話題になります。

アメリカでよくある車上荒らしについて( ;∀;)
日本からいらっしゃるかたの参考になれば。

オークランドのそばいちの鴨せいろ。手打ちそば。おいしかったぁー。
11時開店でしたが、長蛇の列。

限られた日程なのに、警察のお世話になるなんて。
そんなことにならないように。

絶対、車のなかに「(手)荷物」「コート」などは置かないでください。
コート?と思うかもしれません。
日本人が来ているダウンジャケットやフリースはブランド物で高性能。
寒さをしのぎたいと思ったら盗まれます。

鞄なんてもってのほか。
「どうぞどうぞ」と言っているようなもの。暗いならブランドなのかもわかりませんが、相手は何でも持っていきます。

トランクの中に入れておけば見えないんじゃない? いいえ。もしあるんじゃないかと思ったら、(そして車上荒らしのグループは、見張っているそうです。)トランクもさっとあけて持っていきます。

サンフランシスコのダウンタウンならまだしも、バークレーの超高級住宅街。あまりそういったこともない場所でのことでした。
夫を含めて日本からのお客様も含まれた取引先とのディナー。高級レストランの駐車場。
夫から電話があり、出張でいらした方のレンタカーの窓ガラスが割られ、被害に遭ったとのこと。
車上荒らしは、残念ながらよくあることです。よくありすぎて、警察の対応は塩対応。
普段から荷物は絶対持っていく、を徹底していてもこればっかりは・・・。
アメリカの警察は、呼んでも待たされることも多く、レンタカー屋さんや保険会社にも報告することを考えると、それだけでげんなりします。
なにより落ち込みます。

>お店やショッピングセンターなら、お店から警察に連絡をしてもらいましょう)911ではない警察署の番号をかけるそうです。

相手はプロ。
アラート(警報)が鳴る前には逃走してしまいます。
被害にあった車ですが、後ろの窓ガラスをちょっと割り、鍵をあけてバッグを持っていきました。

101、フリーウェイでの看板。新型のiphoneの宣伝がたくさん・・・
アマゾンの無人店舗。amazon go. サンフランシスコ。モンゴメリ駅近く。もうオープンしたと思います。

今回、本当に幸運だったのは、犯人と出くわすこともなく、無事でいられたこと。
パスポートとお財布は持っていたので大丈夫。
獲られたものも最小限でした。

警察から言われたこと。それからわたしが、心がけていることと、ちょっと調べたり聞いたりしたことです。
アメリカ生活でわかっていても、うっかりしてしまいがち。
☆車を駐車するときはなるべく明るいところに止める。お店に近いところに。

☆車には何も残さない。 (プリウスなどはバッテリーも目当てになるとか・・・。)

☆人通りの少ない場所の路上駐車(ストリートパーキング)は避ける。(とたんに舗装が悪くなって、街灯が少ないエリア、空き地があったりするエリアは絶対にやめたほうがいいです) 以前マサチューセッツでもそのことは徹底していました。

☆サンフランシスコ市内では、鍵をロックせず、車検証などもすべて鞄にいれて、ダッシュボードはあけておく。 → 窓ガラスを割られてしまうほうがあとから大変なので、なにもないよ。獲るものはありません!の意思表示。
そこまですると相手もねらわない。と。

☆過度に良いものは身に着けない。大金は持ち歩かず分散させておく。(クレジットカードも)
宝石やブランド品を身に着けていると、お金があると思われるので狙われます。スリやひったくりにも狙われやすいのは事実です。
ヴァレーパーキングがあるのなら、夕方から夜には特に利用を推奨します。

ディーラーに連絡しても、ガラスの修理は待たされたりすることがあり、鍵がかからないまま使用することになるので、(保険のカバーも少なかったり)ガラスを割られるくらいなら、最初から開けておけ。ってことです。
ちなみに、我が家の車、フロントグラスが跳石でひびが入ったときに、2か月ぐらい修理で待たされてしまい、ひやひやしました。

そして、パスポートの番号と写真のページはコピーをしておくこと。ホテルの金庫が信用がおけるのなら、パスポートは金庫に入れコピーを持ちあるきます。
パスポートの写真も持っていると便利。そうならないようにお守りです。

おそばの写真はオークランドのそばいち。
手打ちそば。本格的です。一品メニューも美味しくて、お蕎麦も並んで食べた甲斐がありました。
お客さんはアメリカ人が多かったです。 日月休み。11時から15時の営業。

さすがカリフォルニア! (以前が東海岸に住んでいたのでこれだけそろっているとありがたいです)

 

パリ 自己研修旅 part9 (番外編)

ついに番外編。
ここまでお付き合いくださってありがとうございます。

オルセー美術館 大時計。裏側から、逆光の撮影。

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさん向けに、わかりやすく丁寧にお教えする花と暮らしの結(むす)ビスト、大石明美です。

今回の旅は、目的は花。
でもそれだけではつまらないので、美術館巡りをしたり、ただ公園でぼーっとしたり、スーパーで買い物をしたり。雑貨屋さんものぞいて。
古道具市もいろいろなところでやっているので、見つけたときは見て回りました。

美術館は、オルセー、オランジェリー、パリ市立近代美術館、そしてドラクロワ。
オルセーはアールヌーヴォー、アールデコ期の家具や調度品も見ごたえがあり、印象派の絵画ももちろんですが、好きな美術館の一つです。
そして、駅舎を改築したというところも、萌えポイント。特にこのシンボリックな大時計。それから上の階から見通してみると、いたるところに金属の装飾、柱の装飾が時代を感じさせます。

パリ市近代美術館も、家具、装飾コレクションには定評があります。
近代絵画も含めて、家具とガラス。時間がたつのを忘れてしまいそうです。

今回、時間があればローズバッド近くのリュクサンブール公園のベンチに座っていました。
街歩きで見つけたアパルトマンの表玄関の鉄格子。この玄関は、昔馬車で乗り付けて中に入れるようにとても大きな扉になっています。

趣味の食器やアンティーク、ビンテージの品。つい手が出そうになったのですが、スーツケース(は余裕ありですが)を持ち歩くときに、階段などでぶつけてしまったら・・・と思い、割れ物には手を出さないと決めて。
今でも残念だったのは、刺繍の施されたカトラリー入れ。それと素朴な飾り皿。(絵付けからみると1910年ぐらいのものだと思いましたが、説明を聞いたら少し後のものでした)

パリでしてみたかったことに帽子のセミオーダーがあります。
ラ・スリーズ・シュ・ル・シャポーへ。La Cerise Sur Le Chapeau

6区のサン・シュルピス近く。サンジェルマン・デ・プレからも遠くはありません。

お店に入ると色とりどりの見本とリボンが。悩ましい。
秋冬のフェルト地。帽子が明るめなので、リボンは控えめに。私は目の色が茶色でも明るい(らしい)ので、肌色も良く見える暖色系がいいそうです。
  1. 帽子の形と素材を決める。(6種類ぐらいあるのかな。)素材は夏用のストロー、それ以外のフェルトです。
  2. 自分の頭のサイズを測ってもらう。
  3. 色を決める。ここで、たくさんある色(ベースは60色近く。サイズによってはすぐない場合もあります)から何点か。私はブルーグレーのシックな色、彩度の低めなサーモンオレンジをお願いしてみました。
  4. わたしの選んだ形で、在庫がある色からお願いしたのに近い色を持ってきてもらいます。(頭のサイズの関係で、必ずしもない場合が。そして、小さめよりは1cmか2cm大き目なら、ぴったり直してもらえます)
    選んだ色そのものが良いのなら、翌日の来店でできますよ。と説明を受けましたが、そうするとまた悩むことになるのでここはきっぱり当日仕上がりに。
  5. 帽子の色が決まったところで、本体に巻くリボン。それからワンポイントに入れる細めのリボンを決めます。
    リボンは80色、もっとかもしれません。ラメあり、微妙な色で紺だけでも何色も。という悩ましい展開。
  6. お店の方のアドバイスで、顔色が良く見える明るい色の帽子にしたため、リボンはグレーで、少しピンクが入っているグレーにしてみました。
    ワンポイントはフューシャピンクにワイン色を加えたような色。
  7. そして、夏用の帽子も購入。こちらはたまたま店頭にあった季節ものの既製品ですが、マダガスタル島のラフィアを編んだもので、折りたためるとのこと。
    もう残りが少なくなってきているので、フィットするサイズの在庫を出してもらってそこから選びました。(リボンなどは選べません)
  8. あとはお支払いして、出来上がる時間に取りにいけばOK.週末は一日かかることもありますが、私は1時間ちょっとで出来上がりました。
    それを見越して、開店直後にお願いしたので。ちょっとお茶などして街歩きをしていたら、すぐです。
    出来上がったら、かぶったところを見てもらって、微調整しておしまい!
  9. つばの広いマダム帽も気になりましたが、ベレーがかっこよさげでした。フランス軍っぽく、斜めにかぶったらいいのかも。次回も行かなくては。

きちんとした帽子は久しぶり。(もしかしたら小学校の制服の帽子以来?)防寒用、日差し除けなど、実用の帽子ばかりでしたので。
頭がそう小さいわけではない私ですが、似合う気がする!
特に夏用のラフィアの帽子は、SFの紫外線防止に一役買っています。風通しもいいですし、サイズもぴったりなので風に飛ばされません。(とはいうものの、クリップつけたほうがいいのかな、と、とたんに無くさないような工夫をしたくなる私。かっこ悪いのでつけていませんが)

全身です。勇気あるなぁと思わないでくださいね。こちらが夏の帽子。ベージュのリボン。ワンポイントはピンク。
買い物の後ドラクロワ美術館へ。今の時期中庭がおすすめです。

長かったパリのお話もこれでおしまいに。

今回は、日本に帰国するのではない、というのがプレッシャーでした。
パスポートを紛失したら、日本には大使館で申請すれば帰れる。けれども、アメリカに帰るということで、パスポートを再発行してもらったら、フランスのアメリカ大使館にビザをお願いしないといけない・・・。というのは並大抵のことではないと思ったら、パスポートだけは。という気持ちが強く。

実際、今後そうなった場合(第三国からのアメリカ再入国)、一番早いのは日本に戻って(航空券は自腹ですが・・・)、旅券を再発行して、アメリカ大使館に再度発行してもらうのが現実的なのか。航空券の日程を変えてもらって、旅先で処理してもらうのがいいのか、どちらにしても大変だろうと思うので。パスポート用の写真を持っていくのと、ページをパウチして持ち歩くのも忘れないようにしようと思います。

次回以降、アメリカから出国するときも、油断せずにいこう。無事家に帰るまでが旅行です。

おつきあいくださいましてありがとうございました。

パリ 自己研修旅 part5 (閑話休題・weekend)

週末になりました。
私はいったい何をして過ごしたのでしょうか?

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさん向けに、わかりやすく丁寧にお教えする花と暮らしの結(むす)ビスト、大石明美です。

パリ滞在も折り返し。
とてもフォトジェニックな屋根裏のアパルトマン。
今になってみると、どうやってスーツケースを運んだのか、我ながらあっぱれと思います。(軽くしていきましたが)

夕暮れ。雷雨が来るであろう少し前。サンジェルマンデプレ。

若いときならば、ドミトリーじゃない贅沢な部屋。
場所も最高。そして便利。
本当ならば、ずっと、と思っていましたが、思い切って郊外でもいいので宿泊先を変えました。

とはいえ、階段は降りるほうが怖い。となると、荷物を分散しておこうと思い、週末は次の宿泊先にスーツケースを1つ預けることにしました。

最初の計画では、一泊でどこかに行こうかな。思っていたのですが。

荷物を預けるにあたって、使ってみたのはパリでもUber。
便利です。ただし、パリでは一方通行も多く、自分が立っている場所に予定された車が到着するのは、ちょっとしたこつがあることに気が付きました。
まず、バスレーンとタクシーレーンが手前にある場合。
一般車両はもちろん入れません。
その場合は、道路の逆側(一方通行でも)で呼ぶと、車は停車しやすいです。

さて、荷物を預けた私は、次にどこに行こうか全く決めておらず、ホテルの近くの地下鉄駅からREPUBLICへ向かうことに。(3号線でした)
リパブリック広場。スケートボードが出来る公園にもなっていて、大変な賑わいです。
そしてふらふらっと歩き出し、テンプル塔が近いよね?とグーグルマップも見ずに。

インスタグラムのストーリーにも載せてしまった。昨夜のスターダスト!
日差しが出てきて暑くなり、近くのマルシェで休憩した後、また歩いて、こちらで飲み物と甘いものを。@MAISON PLISSON

スターダストのあるエリアには気になっていたマルシェがあり、週末の昼間なので大賑わい。
ひやかしながら中に入って、何か食べたいなぁ・・・。
ありました!ホワイトアスパラガス。ですが、一人では多すぎる。
モロッコ料理にも心をひかれながら、ちょっと果物を買いつつ、ブロカントを見ながらそぞろ歩き。
のどが渇き、コールドプレスジュースのお店でビタミン補給。

そのあとMaison Plissonを見つけて、パブロバを注文。
卵白のメレンゲのデザートになりますが、どういう風に出てくるのか。いちごも気になって。と言い訳。
自分でも地図を見ずに、気になった(呼ばれた?)エリアをもう一度見て回ることができて大満足。

翌日は日曜日。
カトリックの国のフランスでは日曜はほとんどのお店が休みになります。
左岸のアパルトマンをきれいに掃除して、新しく購入したバックパックにもなる機内持ち込み用のカバンを持ち、

今日はどうしようかな。
こういうときは、鉄道に乗る。と決めています。
帰りは郊外のホテルに近いほうが楽だろうと思い、駅をいくつかセレクト。
乗ったメトロでGare…の表示があるところで降りる。(私は今回北駅か東駅が帰りのことを考えると近かったのでその2つから)
4号線は北駅の工事のため使えないのを表示で見て、東へ。

そして自販機で、週末往復切符を選び、TGVで適当な時間に戻ってこれそうな列車を、これまた適当に選びます。
そして購入。
この時点で、どこに行くのか自分でもわからず。
もたもたしていたので、ねらっていたアルザス方面とナンシーはあきらめて。ナンシーは帰りが夜10時過ぎになるチケットしか取れないので、また次回。

SNCF TGV.何年ぶりかなあ。ついたのは??
シャンパーニュの入り口。歴代フランス国王の戴冠式でも有名なランス。

TGVに乗って45分ちょっと。田園風景が広がり、最初の停車地がわたしの目的地です。
駅の表示と、チケットを見るとREIMSと。
レンヌ?いや方向が・・・、スペルも違う(はず)
でもこうなったら調べないでみようと。そうして到着したのがランス。
あ、ランス。
で、思いついたのが、戴冠式、シャルル7世、ノートルダム大聖堂、凱旋門、ローマ帝国時代からの古い街、そしてシャンパーニュ!
(世界史を選択していない私ですが、ここまでは出てきます)

REIMS 快晴の日差しのもと、ぼーっとベンチに座って。
この木の葉は、白とグリーンと二色。まるで花のようでもあり、ところどこで見かけます。

ランスでは、タクシーで少しだけ廻ってもらい、ローマ時代の遺構と大聖堂を。
お昼をどうしようかな、と思いながらお店をチェック。
たぶんここなら間違いないだろうと、メニューを見ると。
ホワイトアスパラガスかパテ(スペシャリテ)、季節のスープ、メインはフォアグラと鴨。または、仔牛と白トリュフ。
よし!と入ろうかと思いながら、やっぱり食べきれないような気もして。(普段ならこんなことはまずありません)

それなら、行きかう列車を見ているのもいいかな、と思い、静かなカフェで列車を見ながら飲み物と軽食を。

ガイドブックは、引っ越しの荷物に紛れて今回は全く持ってきておらず、パリ市内、郊外ともにただメトロの路線図だけ。
でもそんな旅だから、ランスにいるんだなぁ、と面白く。

芝生に寝っ転がって。
ただ、空と木のにおいを。

こんな一日もいいかも。と思いつつ、ホワイトアスパラガスに後ろ髪をひかれながら、TGVに乗って戻ってきたのでした。

わたしがここなら外れないだろうと思ったお店は、あとで調べてみたら、やはりミシュランの一つ星。
こんどはお腹の調子を万全に。リベンジしなくては。
泡にまみれたかった・・・。(シャンパン、利き酒もいいな)

まだ続きます。
次回は、外国人向けの料理教室、そしてアイロニーパリ店でのお話。

 

Bluma flower Farmの花を取りに。(Uber の使い方も,)

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさん向けに、わかりやすく丁寧にお教えする花と暮らしの結(むす)ビスト、大石明美です。

スイートピーとブルーグラス

家の本契約と点検も終了し、少しずつ仮住まいのホテルから荷物を運んでいるところです。
ムービング(引っ越し)セールで気になった品物を引き取りに行ったり、寝具を船便にいれたかどうか覚えていない(汗)ため、必要最低限の寝具で航空便と船便が届くのを待つことに。

日本にいたら4月は倉敷のファームたかおさんのスイートピーの花摘み会に参加していただろうな、とお花友達のみなさんの報告を読んでいました。

サンフランシスコに住むならしてみたかったこと。
それは、ローカルのお花を使った花あそび。
市場には時々行くようになり、なるべくCalifornia Grownと表記してあるお花を購入するように。またファーマーズマーケットで売られている花も部屋に飾っていました。
Bluma Flower Farmは、代表のJoannaさんが四季それぞれにこだわりの花を栽培しています。
気になって連絡をとりました。花に関わる仕事を日本でもしていたこと、アメリカでも続けたいということを添えて。
フローリスト、お店に卸すことを優先しているので、きちんと自己紹介から。

そして、今週のおすすめのなかから、お花を注文しました。
icelandic poppies mixed colors sweet pea- mixed colors anise hyssop leaves  tall “blue grass の4種類を。

ラフィアを新居に運んだため、ただ輪ゴムでまとめました。
突風で舞うブルーグラス

実は、お花を取りに行くのは夫の運転で、と思っていたのですが、どうしても都合が悪いということで、Bart(Bay area transit system) を乗り継いでオークランドへ。
私がいるのはベイエリアでもペニンシュラ(ペニンスラ)というエリアで、オークランドはイーストベイになります。
地下鉄の乗り換えは難しくありません。
オークランドの最寄りの駅からジョアンナの家まで、Uberを使うことにしました。
Uberは乗り合いタクシーです。>簡単にいうと。

まずアプリをダウンロード。
google mapで目的地を入れて、現在地(はGPS)から探索すると、手を上げているイラストを選びます。
そうすると、Uber pool (相乗り)、Uber X (1人乗り)など選ぶことができるので、希望をクリックすると、あと何分でこの車のドライバーが向かいます。と。
向かっているときもマップで車が動くので、わかりやすいです。
poolのほうが安上がりなので、わたしは普段はほとんどpoolです。

今回は駅から経由地(ピックアップ)、そしてまた駅まで戻ってきたかったので、一人乗り、Uberのアプリから経由地、目的地を設定しました。
周遊の場合、3分以内で乗車するようにしましょう。というインフォメーションが出ます。時間がかかるようなら、そのことを話して、料金に追加してもらうか、あとからチップを加えることができます。
支払いは登録してあるクレジットカードで。
現金を持つ必要がないので、タクシーよりも安心と(運転手が強盗に狙われない)いうのと、こちらもチップの心配をしなくて良いのが本当に助かります。

さて、ジョアンナの家の玄関先にAkemiと書いてあるバケツから花と草を。支払いは小切手で。
久しぶりに小切手を切りました。

ざっくりたばねておいただけ。スイートピーの香りがすばらしい。アニスヒソップはアニスの香り。シソかとおもいきや八角の香り。

ちょっとした冒険。
でも手にとった草花の力強さ、美しさに満足感。
ポピーの和紙のような質感と、透明感のある色。
スイートピーのくるくるとした蔓と実がかわいい。
ブルーグラスは、反射してきれいです。

ポピー。光があたった瞬間。

Thank you Joanna, I am really happy to pick up these beautiful flowers.

スイートピーの先端に萌え。

何かと荷物があり、スーツケースも容量ぎりぎりまで持ってきているので、新居に運びつつ、床を水拭き。
また新しい「ちょっとしたいいこと」を見つけられますように。