パリ 自己研修旅 part4 (由美先生レッスンコンポジション)

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさん向けに、わかりやすく丁寧にお教えする花と暮らしの結(むす)ビスト、大石明美です。

斎藤由美先生のレッスン、続いてはコンポジション編です。

ブーケドマリエ、シャンペトル(ヴァンソンレッスン)と続いて、次はコンポジション。ここで言うコンポジションとはアレンジメントのことです。
パニエ(かご)を使った大きなコンポジションを習いました。

ディプロマでも必ず毎月作っていたのですが、オアシスセットに手間取りました。((;^_^A
やはりここをもたもたしていてはいけない。どんな形でもスパッと一発で。

個人的には一番コンポジションが安定していると思いますが、季節によってどんな花材でも美しく作れなくては意味がありません。
一期一会。どの花材もだいじに。いかして使わねば。

トスカーナ在住の熊澤華子さんのアニマ。ローズバッドへ遊びに来ました。わたしのは016.名前はクエル
どこから見ても美しくなくてはいけません。回しながら。そして風が通るように。ユーチャリスの茎とほかの花材をなじませます。

この日はあじさい(純白)、サンザシ、ビバーナムコンパクタ。(ガマズミです)それからユーチャリス。
バランスを見ながら、高さをかえ、角度をみながら作っていきます。
枝を見て、どこに入れたらいいのか判断する。
花の入れ方ひとつでやぼったくもなる。

あじさいはそういう意味では埋めにも使えるので、白いかたまりにならないように。

通称幸運が訪れるという椅子。最後に胡蝶蘭が入りました。

このアレンジメントには表も裏もありません。斜めからも、横からも確認し、完成します。
この時期の白とグリーンは爽やかで。季節を問わずに人気のある組み合わせですが、アジサイとユーチャリス。どちらも好きです。そして、肉厚のサンザシの枝。陰影をもたらし、さらに加えるビバーナム。

この日のローズバッドの投げ入れ。
ヴァンソンレッスンのデモを見学させていだたきました。全部ローズドジャルダン。シャンペトル。見事です。

さて、このアレンジを作っている時は月影先生(由美先生)の指導のもと、あけみはもはや「●●」の仮面をつけていた。
状態。
満足げな先生と弟子。(違います)
そして、京都の有名カフェのスターダストがパリにて紹介されるというオープニングエキジビションという夢のようなイベントに、ご相伴させていただきました。

その前に、由美先生とご一緒したT様とこちらへ。リニューアルしたクリヨンのバスルームはこちらでそろえているという1803年創業のBULY。知っていはいたものの、入れると思わずきょろきょろ状態。欲しいものがたくさんあります。
画廊に、京都のスターダストが。18時から映画を上映するという時間に間に合うように行きましたが、そこはフランス。18時半すぎからスタートです。美味しい水だしの緑茶を(奈良の)ごちそうになりました。

フランス人に、わかるのかな。と思うような哲学的な品物も多く。そしてほとんどが売約済みでした。石が気になりしばし石談義。

由美先生に、翌週「ブーケロン」のレッスンをお願いしたところ、快諾していただけました。
一番基本の、そして教える機会があるだろうシンプルなブーケロン。
フランスを出発前にどうしてもおさらいしておきたかったのです。

まだまだ続きます。
次回は、地図を使わずにスターダストへ戻って来てしまった話と、行き当たりばったりのTGVの旅をアップします。

翌日。朝日が美しい窓辺のわたしのコンポジション。

冬の大雪金沢旅行 風景編

もうすこし金沢旅行のお話とお写真を。

記録的な寒波に襲われた北陸地方。
金沢の方も、富山の方もみなさん一様に「数十年ぶり」だと語られていました。

雪かきをしても、どんどん積もってくる雪。
金沢では「雪すかし」というそうです。

一夜明けて、晴天の金沢市 中心部 雪の華と青い空。

昨日の荒れ模様はすっかり収まり、木の枝には雪がついて、まるで白い花のよう。
すばらしい青空です。

角度をかえて。@旧制第四高等学校記念公園にて
旧制第四高等学校 記念公園から文化交流館を。

兼六園まで歩こうと思いましたが、歩道が大変危険な状態。
まだ入ったことのない四高文化交流館に目的地を変更。
旧制高等学校好きの血が騒ぎます。そしてレンガ造りの建物も、実に萌えポイント。

雪を踏みしめ中に入ってみましょう。

anima016と当時の勉強机。照明と。

やっと登場の私のアニマ。
四高の校風は『超然』。何事も動じない、自立の精神である。
by wikipedia

建物は現在記念文化交流館として、四高の校風、生徒の思い出や、歴史の品など、じっくり見ていたい展示物ばかり。
(テレビで寮歌祭の放送があると、祖父とみていた私です。二高の寮歌は歌えます・・・蛇足)

アニマ。当時の全体図の模型と
トスカーナ生まれのアニマ。雪に埋まりつつ。
雪と木々。右側が建物です。

午後は、白山比め神社に行くことにしました。
白山信仰の大本。加賀一之宮。
大変歴史のある神社。
そして調べてみると、加賀一向一揆の影響がここにも及んでいることがわかりました。
加賀の歴史は、一向一揆と、前田藩の治世は押さえておかなくてはいけないのです。

どんと焼きの準備中。雪をブルドーザーですかしながらの作業です。
石灯籠もしっかり雪に埋まっています

狛犬のヘアスタイルは

リーゼント狛犬

リーゼント。

 

重要文化財になっている社殿。新しいしめ縄が清々しいです
石積み、苔、シダ ここにも萌えが!

今回の旅行は、花(花々、雪の花、食の華)を思う存分楽しむことができました。

またたくさんの発見をしに、再来したいと思っています。

お会いできた皆様にも感謝を込めて。

静岡でのスペシャルレッスン&パーティタイム

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさん向けに、わかりやすく丁寧にお教えする花と暮らしの結(むす)ビスト、大石明美です。

静岡市に夫の実家があります。
いろいろと顔をださなくてはいけないことも増えてきました。

この時期のChristmas Holly 毎年見事です。

でも暮れと新年は、2本の西洋ヒイラギが真っ赤な実をたくさんつけるのでひそかに自慢しています。

暮れになるともっと真っ赤になります。日陰はまだ少しオレンジがかっていました。
2本のセイヨウヒイラギ、競うようにたわわに赤い実をつけています。

le bosquet 真由美先生のクリスマスレッスン。
YSPD同期のエレゴンゆうこさんとご一緒に伺いました。
エレゴンというのはフランス語でエレガント。その通りマダムでエレガントな作風のゆうこさん。小田原でお花を教えていらっしゃいます。

手土産をどうしようかしら?と思って思いついたクランベリーソースを浸み込ませたフルーツケーキ。
家用と合わせて3台焼いて、一番きれいなものを。

thanksgivingに欠かせないクランベリーソース。フレッシュなものが手に入ったので、ソースにして。上に。グレイジングはあえてしないで。すっぱさと甘さを。

と思っていたのに、一番大事な手土産と、アニマ016を忘れてしまいました。
マダムゆうこさん、アニマをお持ちなのです。

急いでクッキーを焼くことに。

homemade cookies 5種類あります。一番のヒットは上の粉砂糖をまぶしてあるショコラクリームとオレンジ風味のもの。

自宅と夫の実家にはキッチンエイドがあるので、お菓子作りがはかどります。
クッキーは、左からドライフルーツのロッククッキー、下はそれとピーナッツバターとピーナッツ(半立種という国産のものです)入り。右がザラメとコーヒー風味。それからピーナッツごろごろタイプ。一番上が、チョコレートムースに粉をぎりぎり加えて、粉砂糖をまぶして焼いたもので、オレンジの皮をすりおろしました。

さて、真由美先生のクリスマスリースのレッスンは、もみの枝と、グリーンアイスをふんだんに使ったリースです。

グリーンアイスと野バラの実が。絵になります。
私より少し早めにいらしたゆうこさん。ゴージャスなスワッグを作られていました。

あまりワイヤーを使いたくないからというリース、ぐっと力をいれてリース台に止めていきます。
真由美先生の的確なご指導のもと、豪華なリースが出来上がりました。

グリーンアイスがぐるっと。モミの枝で止めていきます。
ヘデラベリーとブラックブッシュも。
オーナメントは真由美先生手作りのドライのユーカリとシンプルなリボン

ゆうこさんのanimaも加わっての撮影大会。

わたしのanima、quelも連れてくるはずで・・・。また次回。
リースを並べてみました。

レッスン後はスペシャルなパーティタイムが待っていました。

さぁ、パーティの始まりです。こだわりのある真由美先生らしいしつらえで。

無事にクリスマスレッスンを終えたことに乾杯と、美味しいお料理を。
静岡のいちご。甘いです。トマト、アメーラトマトも甘いです。
ハヤトウリとカキのサラダはおしゃれな味。
私も作りますね。

真由美先生、準備も大変だったかと思いますが、心のこもったおもてなしをありがとうございました。

エレゴンゆうこさんの小田原のいくらでも食べられてしまう水羊羹。つるっと、するっと。時々伊勢丹@新宿でも買えるのですが、やっぱり作りたては美味しいです。
ごちそうさまでした。またご一緒できますように。

さっそく静岡の自宅に持ち帰り、母の「リースがほしかったの」という一言で、

静岡の内玄関に飾りました。

リースの層には幸せがつまっているから、ふわふわにつくるといいですよ。真由美先生の温かい言葉。

はい、幸せがいっぱい詰まったリースができました。

ちなみに翌日ごんぎつねが、セイヨウヒイラギの枝を置いて去ったのは何かのいたずらです。

トスカーナの誘惑、そしてアニマとの出会い Ciao!

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさん向けに、わかりやすく丁寧にお教えする花と暮らしの結(むす)ビスト、大石明美です。

我が家にトスカーナ在住の彫刻家。
Hanako Kumazawa (熊澤華子)さんの作品、anima(アニマ)がやってきました。
アニマとはイタリア語で「魂」

出会いは、倉敷市のファームたかおさんの奥村亜由美さんのface bookの書き込みでした。
アニマは華子さんの想像上の生き物。100体を目指して作って日々作っていらっしゃいます。
世界中にアニマを。そしてハッシュタグでアニマがどこにいるのかわかるようになっています。

大好きなイタリアのトスカーナ地方。
豊潤で美しいトスカーナ地方にたたずむアニマたち。
その写真を見たときに、美しく生命感があるアニマを手に入れる機会があれば、と思っていました。

8月に斎藤由美先生と、パリ花留学中で元ローズバッドの研修生の澤田千晴さんが、華子さんのアトリエを訪問されたときの写真も拝見しました。

とてもかわいらしく一体一体に表情があり、魅力的です。

このたび、パリにやってきたアニマたちのなかから「この子!」と思うアニマを。
守屋百合香さんが、パリからわざわざ連れてきてくれました。

スキャッチャータ焼き上がりを待つanima016

このanima016の角の部分は、ナラの葉と実。

華子さんからの紹介文をそのまま掲載します。

『自然界からの贈り物、恵みの象徴として使った植物は、ナラの葉と実(どんぐり)です。オーク、イタリア語でクエルチャ(Quercia)は気高い象徴で、貴族の紋章に使われることも多くキリスト教にも家族家系とか、繁栄を意味します。』

名前はanima016  Quel と名付けました。

早速アニマのためにブドウ入りのフォカッチャ(スキャチャータ)を焼きました。
スキャッチャータは、秋のこの時期だけの楽しみ。
トスカーナのローカルなフォカッチャです。
スチューベンが出回るこの時期に焼きたくなります。

焼きあがったよ!一緒に食べようね。

『アニマが明美さんにとって寄り添う存在になりますように。』
華子さんからのメッセージ。

確かに受け取りました。

この子といろいろな時間を一緒にすごして、たくさんの経験を共有したいと思います。

11/10のワークショップは埋まっている回もありますが、お気軽にお問い合わせくださいませ。