別れと出会いの季節

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさん向けに、わかりやすく丁寧にお教えする花と暮らしの結(むす)ビスト、大石明美です。

今日は、ここ一か月ぐらいの撮りためていた、私の作品をご紹介します。
春はかわいいお花ばかり。

中学校のクラス会。恩師へのプレゼント(ボックスフラワー)
職場の卒業学年の先生がたに送ったアレンジメント

上の二つの作品は、どちらも想い出をともにした同級生と退職しても元気な担任の先生、私が関わった子供たちを受け持った先生へのプレゼントです。

ボックスフラワーは、ついついフリチラリア、バイモユリが市場に出るとうきうき。
桜小町(シレネ)やスイートピー、ゼンマイ、クリスマスローズなどで作ってみました。

アレンジメントは、いつもお世話になっているQueens Flowerの須藤先生のお店に、閉店間際駆け込んで。
鉢植えのゼラニウム、切り花のミモザ、フリチラリアなどで作ったアレンジです。
お花を購入して家で作るつもりが、たまった話しを聞いてもらったりして。お店で作らせてもらいました。

桜のブーケ@アイロニー南青山店

時間に余裕を持って出たはずなのに、電車で寝過ごしてしまい遅刻してしまってごめんなさい、のアイロニーの桜のブーケ
大好きな壺井さんの優しい心遣いと、松田店長(トーヤさん)のラッピング。連携が見事でした。桜を使うと知って、久しぶりに参加しました。

キフジとギリア。そして、サクラソウ、アネモネとチューリップのブーケ

こちらはキフジと八重のアネモネ。ギリアで。それからなんとも爽やかな色のサクラソウ。
こんなに繊細なキフジがあるなんて。絶妙な大きさのチューリップ。
ネトワイエは下のみ。という、まこちゃんレッスンです。
お友達と参加してきました。

花を習いだして、好きになって、

へこんだ時も、元気が出ないときも、ゆとりがないときも

その時だけは楽しくなれる

これからも、お花で癒され、その気持ちをシェアできたらと思います。

 

ヴァンソン・レサール氏のデモンストレーションに参加して。

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさん向けに、わかりやすく丁寧にお教えする花と暮らしの結(むす)ビスト、大石明美です。

11月16日、17日とパリのトップフローリストであるヴァンソン・レサール氏のレッスンとデモンストレーションが大阪のインターコンチネンタルでありました。

私は17日のデモンストレーションに参加しました。
久しぶりにお目にかかるヴァンソン氏。何時も素敵な方ですが、
やはりお会いするとぽーっとなってしまいます。

こちらに参加者一人ずつ渡されたオーナメントをかざっていきます。
ヴァンソン氏と由美先生。これからデモの始まりです。

前の位置に座ることができたので、もうしっかり目に焼き付けねば。ヴァンソン氏のお気に入りのBGMが流れる中、由美先生のたおやかな美しい日本語での通訳に、エレガントな気分が高まります。

出番を待つ花材たち。
デモ一作目。白のラナンキュラス。ビバーナム、フウセントウワタ、それに効果的に配置されたパフィオ

扱いが難しいフウセントウワタの使い方。
ビバーナムを配しつつ、たくさんの(30本近く)大輪のラナンキュラスを束ねていきます。
思わず参加者から声があがった、「パフィオ」の使い方も。

洗練されたブーケラフィネ。使っている色は2色。花材もシンプルです。

二作目は、大きな投げ入れ。
紅葉ヒペリカムとダリア、もちろん裏側も、側面も隙がない美しさ。ローズバッド大阪店の伊賀店長が提案した「白のグロリオサ」を効果的に使っています。(あまり白いグロリオサはランジスでは見ないそうです)
色の組み合わせと、おおらかでありながらエスプリを感じさせる圧倒させられる投げ入れでした。

投げ入れ。グアックスの器もマッチしています。
白いグロリオサ(シロリオサ、蝶のようです。
完成した投げ入れ。角度によって表情が違います。

三作目は、ヴァンソン氏が得意とするブーケ・フォイヤージュ
葉物をふんだんに使い、葉と枝が主役です。
見ていて、ああ、この組み合わせで私も束ねてみたい!!と思わずにはいられませんでした。

制作途中のブーケフォイヤージュ。 爽やかで、かつ品があります。大きさがわかるでしょうか。
出来上がりです。大ぶりで、でも葉の先端まで美しいです。

ときおり、冗談も飛び出すおちゃめなヴァンソン氏。
また、ローズバッド大阪店のみなさまのナイスなアシストが光ります。

お食事をいただきながら、「枝物の魔術師」ともいわれるヴァンソン氏の作品を。
伊賀風樹
プラタナス
ピラカンサス
とても大きな枝をどんどん(どんどんスタイルとご自身でもおっしゃいますが)大きな花瓶に。

朱色、真っ赤な見事なピラカンサス
伊賀風樹。かわいらしい実もついています。
実がかわいらしいプラタナス

こちらがどうなったかというと・・・

何メートル?と思うような大きな秋の森が。

参加して感じたこと。
ヴァンソン氏も由美先生もとても有名な方なのに、決して偉ぶらない。そしてお二人とも、動作がエレガントです。

花材を愛し、美しく魅せるということ。

スタッフをきちんと育てるということ。

強行軍だと思いますが、(広州、東京、そして大阪の旅です)お疲れを感じさせず、終始温かい空気が流れていました。

どこから撮影しても。一部分でもこれだけの美しさ

ディプロマ二期生の方や、先輩方。同じテーブルでご一緒したお花を愛する新たな縁にも。

本当に感動でドキドキ、こころが満たされる時間でした。

そしてこの日はこれだけではなかったのです。

由美先生のお部屋でのディプロマ修了証を。
このお話は続きます。