パニエコンポジション(10月)と捧げるブーケ

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさん向けに、わかりやすく丁寧にお教えする花と暮らしの結(むす)ビスト、大石明美です。

10月のレッスンはパニエ(かご)のアレンジ。
パニエを使ったコンポジションを予定しています。(フランス語でアレンジメントのことをコンポジションといいます)
フローラルフォーム(オアシス)にさしていきます。
見本はこちら。パニエは貸し出しいたします。

パニエのコンポジション(アレンジメント)

秋あじさい、サンフランシスコの花市場の仲卸のおじさんに尋ねたところ、ハウス栽培はあまりしていないとのこと。
路地ものか、オランダからの輸入。時々上の写真のようなハウス栽培のアジサイが入荷するよ。とのことです。
この見本のあじさいは、色に一目ぼれしてしまいましたが、本当に持ちも良くすばらしいあじさいでした。
一緒に合わせた、大好きなシュウメイギクはJapanese Anemoneといいます。これからしばらく見かけると思います。

久しぶりの捧げるシリーズ。
今回は黒ほおずきを良く買い物にいくDraeger’sというスーパーで見つけました。Draeger’sの花は仕入れの人がかなりきちんとしているので、切り花の質が良く、日持ちがします。
お値段はそこそこしますが、スーパーの切り花は失敗もあるので、いい花がおいてあり、いろいろ選べるお店がお勧めです。

お花もたくさんついていて、フレッシュ。
何とあわせたかというと、モーブな色のカーネーション。それからレースフラワーです。
ほおずきといえば、鬼灯の冷徹(マンガとアニメ)。
中の人に捧げちゃお。
わたくし、鬼灯さんの中の人のファンなのです。

白の壁に映えます。黒鬼灯の万能ぶり。今シーズン初です。西海岸にも黒鬼灯あるなんて。

もう一枚。

絵のようだと思いませんか?

Draeger’sセレクトでこんな感じになりました。

次の日にwhole foodsにでかけましたが、新鮮なバラ(アヴァランチェなど)が安かったり、プラムカラーのひまわりがありました。
でもほかの花材や葉物が少ないので、ちょっとつまらないんです。
Draegert’sは束は小さいのですが、シュウメイギク、ヴェロニカ、ユーカリ、カモミール、ニゲラの実、野バラの実、雲竜柳などがありました。

黒鬼灯ですが、市場で見かけていました。(オレンジの鬼灯も)
その時は見送ってしまってあとでちょっとだけ後悔したのですが、いいことがありました☆

 

パリ 自己研修旅 part4 (由美先生レッスンコンポジション)

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさん向けに、わかりやすく丁寧にお教えする花と暮らしの結(むす)ビスト、大石明美です。

斎藤由美先生のレッスン、続いてはコンポジション編です。

ブーケドマリエ、シャンペトル(ヴァンソンレッスン)と続いて、次はコンポジション。ここで言うコンポジションとはアレンジメントのことです。
パニエ(かご)を使った大きなコンポジションを習いました。

ディプロマでも必ず毎月作っていたのですが、オアシスセットに手間取りました。((;^_^A
やはりここをもたもたしていてはいけない。どんな形でもスパッと一発で。

個人的には一番コンポジションが安定していると思いますが、季節によってどんな花材でも美しく作れなくては意味がありません。
一期一会。どの花材もだいじに。いかして使わねば。

トスカーナ在住の熊澤華子さんのアニマ。ローズバッドへ遊びに来ました。わたしのは016.名前はクエル
どこから見ても美しくなくてはいけません。回しながら。そして風が通るように。ユーチャリスの茎とほかの花材をなじませます。

この日はあじさい(純白)、サンザシ、ビバーナムコンパクタ。(ガマズミです)それからユーチャリス。
バランスを見ながら、高さをかえ、角度をみながら作っていきます。
枝を見て、どこに入れたらいいのか判断する。
花の入れ方ひとつでやぼったくもなる。

あじさいはそういう意味では埋めにも使えるので、白いかたまりにならないように。

通称幸運が訪れるという椅子。最後に胡蝶蘭が入りました。

このアレンジメントには表も裏もありません。斜めからも、横からも確認し、完成します。
この時期の白とグリーンは爽やかで。季節を問わずに人気のある組み合わせですが、アジサイとユーチャリス。どちらも好きです。そして、肉厚のサンザシの枝。陰影をもたらし、さらに加えるビバーナム。

この日のローズバッドの投げ入れ。
ヴァンソンレッスンのデモを見学させていだたきました。全部ローズドジャルダン。シャンペトル。見事です。

さて、このアレンジを作っている時は月影先生(由美先生)の指導のもと、あけみはもはや「●●」の仮面をつけていた。
状態。
満足げな先生と弟子。(違います)
そして、京都の有名カフェのスターダストがパリにて紹介されるというオープニングエキジビションという夢のようなイベントに、ご相伴させていただきました。

その前に、由美先生とご一緒したT様とこちらへ。リニューアルしたクリヨンのバスルームはこちらでそろえているという1803年創業のBULY。知っていはいたものの、入れると思わずきょろきょろ状態。欲しいものがたくさんあります。
画廊に、京都のスターダストが。18時から映画を上映するという時間に間に合うように行きましたが、そこはフランス。18時半すぎからスタートです。美味しい水だしの緑茶を(奈良の)ごちそうになりました。

フランス人に、わかるのかな。と思うような哲学的な品物も多く。そしてほとんどが売約済みでした。石が気になりしばし石談義。

由美先生に、翌週「ブーケロン」のレッスンをお願いしたところ、快諾していただけました。
一番基本の、そして教える機会があるだろうシンプルなブーケロン。
フランスを出発前にどうしてもおさらいしておきたかったのです。

まだまだ続きます。
次回は、地図を使わずにスターダストへ戻って来てしまった話と、行き当たりばったりのTGVの旅をアップします。

翌日。朝日が美しい窓辺のわたしのコンポジション。