Yumi Saito Paris Diploma 5月レッスン

パリスタイルのブーケやアレンジメントを生活に取り入れたい、お花初めてさんむけに、わかりやすく丁寧にお教えする
花と暮らしの結ビスト、大石明美です。

私が昨年から受講している、Yumi  Saito Paris Diploma の5月レッスン。忘れないように、アップいたします。

5月は季節の花、芍薬をふんだんに使った3つの作品。
芍薬はつぼみの状態と、満開の状態での大きさの差が花の中でも1番ではないかと思います。

今月は、頭と行動が明確に繋がる意識があり、どこか俯瞰している状態でした。

最初に、コンポジション(アレンジメント)
咲いたときのことをイメージして8本のシャクヤクが、どれも重なることにないように気を付けて配置します。
美しいピンクの森を。伸びやかさは、リョウブで。
最後まで気を抜かず、タイツリソウを。

芍薬、リョウブ ビバーナム タイツリソウ

2つめは、芍薬(白雪姫)、クレマチス、ビバーナム、フサスグリを使ったブーケドマリエ。

ブーケドマリエは、苦手意識があるのですが、今回は形を幸恵先生にご指導受けたときに、きちんと頭の中で整理ができました。
そして、手元で直すことができ、その点は良かったと思います。

下の部分は、「一本、一本、枝を見る。花材を見て、どこにどれを配置するのが一番きれいなのかを、見極めることを、もっと意識するように。

クレマチスとシャクヤク(白雪姫)の密やかな会話。(のような物語)

3つ目はバイカウツギ10本、芍薬(華燭の典)、ビバーナム、スカビオサを使ったシャンペトルブーケ。まず、バイカウツギを切り分けるときに、自然な枝の向き、曲がった美しさを活かす。とはいえ、短く使うものも忘れずに。

ビバーナムの葉は間引きすぎない程度に間引く。

芍薬は高低差と透け感を出しながら。下処理は丁寧に。
スカビオサとの高さに気を付けること。

組み始めて、スパイラルの角度をもっとつけて!との言葉に、ハッとしました。
伸びやかなバイカウツギに、隠れるようにシャクヤクが入り、ビバーナムがおいかける。バイカウツギは、曲がった枝も美しく。まっすぐな枝は思い切って短く。スカビオサは軽やかに。

バイカウツギ シャクヤク(華燭の典)ビバーナム スカビオサ
3日過ぎて満開に近づきました

毎回これだけの花材を準備し、パーフェクトなレッスンをしてくださる金山幸恵先生、ナイスアシストの守屋百合香先生に、心からの感謝と、ことばにしたら「ありがとうございました」と。

同期の皆様、あと残り3回ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

斎藤由美先生、幸恵先生、パリスタイルに出会えて人生が美しくなりました。ありがとうございます。

 

 

 

 

ディプロマレッスン

今わたしが受けている、Yumi Saito Diploma Paris のレッスンで、来日中のパリ在住フローリスト斎藤由美先生の直接レッスンがありました。

普段とは違う緊張感。(いつもディプロマレッスンは緊張しますが)午前中は穏やかに過ごして ・・・というわけにはいかずに、仕事を切り上げての参加となりました。

美味しすぎるお食事会のあと、レッスンが始まりました。

今回はいつもとは違い、ネトワイエ(下処理)してから、由美先生の説明を聞き、一本ずつ手渡されて組んでいきます。贅沢すぎる花材を惜しみなく使った、ブーケドマリエ、シャンペトルブーケ、そしてコンポジション。

あっという間のレッスンでした。「La vie est belle!」(人生は美しい)その通りの一瞬を、これから永遠に続けられるようにしたいと思います。

サポートしてくださった金山幸恵先生守屋百合香先生ありがとうございました。

あの日、アイロニーで由美先生の著書と出会ってから、少しずつ歩み始めたパリスタイル。そうして数年。直々に指導を受ける幸せを感じながら、日々たくさんのものに目を向けて、忘れずに精進したいと思います。

スイートピー 啓翁桜 豆の花 ラナンキュラス

パリスタイルブーケの出会い

私は、お花は好きでしたが、自分でやるということには全く興味がなく、
最初のスタートはクリスマスリースを自分で作りたいな、と思ったのが初めての経験です。
小さなころから花や盆栽好きな家族と暮らしていて、(花はいつも身近にありました。
祖母もお花の先生で・・・、となるとなんとなくやりたくない気持ちも半分出てきてしまい、
好きでもお花屋さんに買いに行くぐらいだったのです。

夫の仕事の関係でアメリカに住んでいた時は、
お花はブーケでも安く、もっと身近になり、
スーパーの買い物のついでに、しゃれたお花を買い求めることが当たり前に。

お花の先生って、生け花のお免状を持っていて、きちんと習って、という方がほとんどです。
バブル時代(後期)、わたしもフラワーアレンジの教室に参加したことがあったのですが、今より気軽ではなくきれいに出来ずに、めげてしまって(お花がかわいそう・・・)、
ほんの数回だけで終わってしまいました。

そんな私が、クリスマスリースを作り(それまでは毎年オーダーで枝ものなどを指定して頼んでいた)、
英国式のアレンジをqueens flowerの須藤千恵先生の教室で習いはじめて、

・・・ええ、最初は下手でへこみましたとも。
でも、へこたれずに通い続け、今ではお花友達もできました。
また、リース作りなども自分で材料を持ち込んで作ったりしています。

若いときからしゃれたおはなやさんめぐり(は、趣味で)をしていて、
ある日南青山のアイロニーに出会ってしまい、オーナーの谷口さんの束ねる花に一目ぼれ。
その時、お店に置いてあった斎藤由美先生の本を買い求め、
こんな花束を組んでみたいと思ったのです。

ブーケを組むというのは、スパイラルテクニックという(茎が傷まないように)テクニックが必要になりますが、
そういうことも全く出来なかったので、ラフィネ・レ・フレールの金山幸恵先生をボストン時代からの親友に紹介してもらって、ベーシックからこつこつと習うことにしました。

でも、出来なくって、努力した(と自分でも思います)、家でもお花を買い求め、自分でブーケを飾ってお花の写真を撮影することも増えました。

現在、YSPD(Yumi Saito Paris Diploma)の二期生です。

このコースを受けるにあたって、昨年のヴァンソン・レサール氏(パリでローズバッドを経営し、フルーリストとしても枝ものの魔術師と言われる)のレッスンを大阪まで受けに行ったことが決め手となりました。

本当は、まだ早いのではないか、そんな気持ちがありました。

でも習おうと思った時でないと、次にそういうチャンスはめぐってこない、そう感じ、ディプロマを受けることに決めました。

同期生のみなさま、一期生の先輩方はお花の先生やアトリエをすでに持たれているかたばかり。その中で研鑽しています。

私は「できなくってもよい」、でもやっぱり「好き」になるようなレッスンをしたいと思っています。だって、私ができなくてもお花が好きだったからです。

大阪から家に持ち帰って、ヘンリーディーンの花瓶に入れました。 シャンペトルブーケ
すばらしい色のアジサイ そして枝もの(姫水木など)。楽しく笑って束ねましょうと。(鼻歌交じりに♪)
ヴァンソンのデモンストレーション @インターコンチネンタル大阪

ブーケやアレンジメント、季節感のある暮らし、一緒にしてみませんか?写真のこつ(スマートフォン、一眼レフなど)などもお伝えしたいと思います。

ブーケドマリエ

ブーケドマリエ、苦戦していますが、大好きな「ローズドノエル:クリスマスローズ」が使われていて、とてもアンニュイな感じが、冬のパリっぽいです。

今日は天気が良かったので外で。そしてこの花材を見たときに、ビバーナムが出てくるのね、と。(これからしばらくお世話になると思います)

こちらのブーケはお花の種類と組み合わせで、難易度がかなり違います。自信をもって教えられたらと思っています。

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OLYMPUS DIGITAL CAMERA カラー クリスマスローズ サパン(モミの木) ビバーナム

冬のコンポジション 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
YSPD、12月の冬のコンポジションです。10本のラナンキュラスと12本の真っ白なスイートピーが、冬の森にいざないます。